
おすすめの本
- ★イザベラ バード: 日本奥地紀行
文明開化期の日本…。イザベラは北へ旅立つ。本当の日本を求めて。東京から北海道まで、美しい自然のなかの貧しい農村、アイヌの生活など、明治初期の日本を浮き彫りにした旅の記録。 ☆ 困難な旅、紀行と言うより冒険に近い。 - ★宮本 常一: イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む
西の大紀行家・イザベラ・バードの名紀行を、東の民俗学者・宮本常一が読む。 ☆紀行の理解がさらに深まりました。 - ★イザベラ・バード: 朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期
英人女性旅行家イザベラ・バードが描く19世紀末の朝鮮の素顔 ☆著者の旅行中に起こった閔妃(びんひ)暗殺前後は特に興味深い。無気力な朝鮮人がロシヤで生き生き生活する様に著者と共に驚いた。そして明日の朝鮮に希望を見出す著者の温かい目。 - ★イザベラ・バード: 中国奥地紀行〈1〉
『日本奥地紀行』『朝鮮奥地紀行』につづく英国人女性のアジア紀行第3弾。揚子江流域をさかのぼり、奥地に至る旅の記録。19世紀末の中国が著者撮影の貴重な写真とともに蘇る。 - ★イザベラ・バード: 中国奥地紀行〈2〉
- ★イザベラ・バード: ロッキー山脈踏破行
ロッキー山脈の雄大な自然と開拓者たちの魂に触れた、90日間800マイルに及ぶ一人旅。日本を訪れたこともある著名な女性旅行家が好奇心と鋭い感受性で、自らの内面にも触れながら綴った北米紀行の記録。 ☆女性らしいきめの細かいかつ、冷静な観察。 - ★鹿野 忠雄: 山と雲と蕃人と―台湾高山紀行
かつての昆虫少年が台湾の高山を縦横無尽に駆け巡る台湾山岳文学の最高峰。類い希な情熱と卓越した直観力と行動力、そして人と自然に対する優しい眼差しと豊かな感受性に彩られた山岳文学の名著。 ☆台湾どころか、私の読んだ山岳紀行文中で一番感銘を受けました。 「蕃人がとても神寂びた蕃歌を歌う。それが森の中に不思議な反響をもって籠もる・・・」のブヌン族の歌は ZeAmi で入手出来ます。 - ★猿谷 要: ハワイ王朝最後の女王
アメリカ人の夫を持ち『アローハ・オエ』の作者でもある誇り高きハワイの女王は、いかにしてアメリカに蹂躪されてしまったのか? ☆この本を読んだら浮かれたハワイ旅行はむなしい。 - ★山階鳥類研究所: <おもしろくてためになる>鳥の雑学事典
鳥についての基礎知識から不思議な生態・賢い知恵、新種の鳥や絶滅鳥、オモシロ雑学までを満載。 ☆紀宮清子内親王殿下(黒田清子さん)も1筆。 - ★辻井 達一: 日本の樹木―都市化社会の生態誌
代表的樹種80余種の生態誌・文化誌。 ☆豊富な薀蓄が楽しい。ただコストの点でか全部に挿絵が無いのは残念。 - ★辻井 達一: 続・日本の樹木―山の木、里の木、都会の木
- ★森田 たま: 今昔
美しいもの、美味しいもの、美しい人、美しい音楽、美しい着物。すべて美しいゆたかなものを愛した随筆家。 ☆名随筆が半世紀を経て復刻、今読んでも心を打ちます。 - ★ニコライ・A. バイコフ: 偉大なる王(ワン)
誇り高い一頭のシベリア虎の物語。額に王、首すじに大の字の模様をもつ、生まれながらの森林の大王「王」。タラノキやブドウの生い茂るヤブの中で生まれ落ちてから、威厳と力と英知を備えた王者になるまでの一生を、克明に描く長篇。 ☆私も子供のとき満州日日新聞で読んで感動の記憶がある。 - ★ニコライ・A. バイコフ: 牝虎
愛する男を追って満州の密林に移り住む謎の美女ナスターシャ。牝虎を思わせる激しい気性のナスターシャは、その一途な情熱ゆえに、近づく男たちの運命を狂わさずにはおかない。腕ききの猟師たち、誇り高い森の男たちが、ナスターシャの勇気、献身、母性愛に惹かれ、密林をさまよう。ナスターシャに迷わされる男たちの悲劇を、自然と動物とのかかわりのなかに描く、愛の物語。 - ★ニコライ バイコフ: 樹海に生きる
今世紀初頭の満州東北部。鬱蒼とした森林、不思議にみちた原始のなかに凄息する猟師と動物たち。宿敵どうしが殺しあい、時にはたすけあい、共存する。人間対人間、人間対動物、動物対動物、あらゆる生あるものたちが、密林(タイガー)のおきてのもとに厳粛なドラマを展開する。 - ★中野 孝次: ハラスのいた日々
一匹の柴犬を"もうひとりの家族"として惜しみなく愛をそそいだ感動の愛犬記。新田次郎文学賞。 ☆学者とその妻の間に、ろくに話の無い夫婦が、ふとしたことで犬を飼いはじめてより、犬中心に振り回され、やがて無くてならぬ存在となる。 - ★中野 孝次: 犬のいる暮し
- ★中野 孝次: 清貧の思想
本物の生き方とは何か?物欲と生活に追われてひた走る日本人を立ち止まらせ、共感させ、猛省をうながした、話題のベストセラー ☆高齢になってから読み、私の生き方が大筋間違っていなかったと思いました。氏の随想関係殆ど読みましたので以下に列挙します。 - ★中野 孝次: 自分らしく生きる 人間らしく生きる
- ★中野 孝次: 人生のこみち
- ★中野 孝次: ひとり遊び
- ★中野 孝次: 生き方の美学
- ★中野 孝次: 老年の愉しみ
- ★中野 孝次: 趣味に生きる愉しみ
- ★中野 孝次: 足るを知る 自足して生きる喜び
- ★中野 孝次: 美しい老年のために
- ★中野 孝次: 今ここに―充実した老いのために
☆氏の最後の随筆。亡くなる3日前の最後の言葉、"さらば"と言う感動の書置きなども。 - ★大仏 次郎: 猫のいる日々
☆私の家に住んだ猫は500匹に余る。猫好き作家夫婦の猫に関する随筆。 - ★沢村 貞子: わたしの茶の間
私は沢村貞子さんを「母さん」と呼んで尊敬してる。私は母さんの本を全部、読んでいることが自慢だ。だって、こんなに人間に必要なことを瑞々しく、優しく書いた本て、そうはないのだもの。(黒柳徹子) - ★沢村 貞子: わたしのおせっかい談義
- ★沢村 貞子: わたしの三面鏡
- ★沢村 貞子: わたしの台所
- ★沢村 貞子: 寄り添って老後
- ★沢村 貞子: 老いの語らい
- ★沢村 貞子: 老いの楽しみ
- ★沢村 貞子: 老いの道づれ―二人で歩いた五十年
敗戦直後、脇役女優と雑誌記者が駆落ちをし、無一文から2人の生活を出発させた。数々の苦労を乗りこえ、ようやく楽しい老後を迎えたが、夫は先に逝ってしまった。書斎から見つかった遺稿には「貞子、ありがとう」の文字が…。2人で交互に書くはずの夫婦の50年史を、妻がここに書き上げた。「徹子の部屋」の対談付載。 ☆山岡久乃と共に私の好きな女優さんだった。随筆でも一流。 - ★渡辺京二: 逝きし世の面影
幕末から明治に日本を訪れた、異邦人による訪日記を読破。日本近代が失ったものの意味を根本から問い直した超大作。 99年度和辻哲郎文化賞受賞。600ページ ☆徳川(江戸)時代のもろもろの良き事が、明治末期にほぼ亡くなったのを知り驚かされた。(私のブログの07.03.13参照) - ★金田一 京助: ユーカラの人びと 金田一京助の世界1
明治39年、単身北海道へ渡った著者は平取にてユーカラと出会い、金田一アイヌ学は始まった。樺太、北海道で、ユーカラの世界の人々との心暖まる交流を描く、感動の随筆集。 ☆この本で知里幸恵さんを知る。 - ★金田一 京助: 古代蝦夷とアイヌ―金田一京助の世界2
蝦夷とアイヌの相違は、つまりは本州にいたアイヌが蝦夷で、北海道にのこった蝦夷がアイヌであった…。 - ★知里幸恵: アイヌ神謡集
「銀の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに」―詩才を惜しまれながらわずか19歳で世を去った知里幸恵。このアイヌの一少女が、アイヌ民族のあいだで口伝えに謡い継がれてきたユーカラの中から神謡13篇を選び、ローマ字で音を起し、それに平易で洗練された日本語訳を付して編んだ。 - ★今西錦司: 大興安嶺探検
1942年、自由の天地を求めて若き探検家グループ21名は、憧れの大地へ飛び出して行った―。日本の生態学の第一人者で探検家でもある今西錦司を隊長に、森下正明、吉良竜夫、川喜田二郎、梅棹忠夫、藤田和夫ら、現在、アカデミズムの頂点に立つ諸氏の青春時代の探検記録。 - ★河口 慧海: チベット旅行記 抄
明治三二(一八九九)年、仏典の真の姿を追い求めて禁断の国チベットに潜入した黄檗宗僧侶・河口慧海による痛快な旅行記。ラマ僧に変装し言葉を学びながら、様々な障害を乗り越え、ついにはラサで学び、ダライ・ラマに拝謁する―。当時のチベットの習俗を現代に伝える貴重な書であると同時に、彼の波瀾に満ちた大旅行は、一世紀を経た現在でも多くの人々を魅了して止まない。(私のブログの07.06.18参照) - ★菊池 寛: 真珠夫人
美貌の未亡人瑠璃子が、男性のエゴイズムに復讐しながら、最後は彼女を慕う青年に殺されるまでを描いた長篇小説。 ☆通俗小説だが、男性社会を痛烈に批判。576pを一気に読ませる。(私のブログの07.06.18参照) - ★若山牧水: 若山牧水歌集
「幾山河越えさり行かば」「白鳥は哀しからずや」旅の歌人牧水は、平易で親しみやすい、しかも人間と人生の根幹にふれて共感を呼ぶ、数かずの秀歌をのこした。彼の全短歌の中から新たに約1700首を選んだ。 - ★若山 牧水: 新編みなかみ紀行
旅と酒、彼はしばしば旅に出た。旅先で歌を詠み、紀行文を書いて生活の資とした。信州から上州へ。旅は山道も厭わず実によく歩き、知友を訪ねては酒を飲む。1人旅を好んだが淋しがりやらしい。仄かなユーモアが好ましい上質の紀行文集。 - ★若山 牧水: 若山牧水随筆集
旅・自然・漂白の歌人と評された彼の代表的短歌120首と紀行文「山旅の記」、父母のことや自らの生い立ちを綴った「おもいでの記」のほか「石川啄木の記」などを収録。 - ★若山 牧水: 若山牧水―伊豆・箱根紀行
温暖で豊かな自然を残した癒しの地、伊豆・箱根を頻繁に訪れた牧水。その紀行を初集成。新発掘の古写真、川端康成、井上靖、大悟法利雄などのエッセイも多数収録。 - ★岸田 秀: ものぐさ精神分析
人間は本能の壊れた動物である。フロイドの精神分析を出発点に、人間精神の深奥をえぐり、現代社会の矛盾を衝く、ユニークな理論体系を構築した岸田流「唯幻論」の集大成。歴史、性、人間、心理学、自己について著者が語る、「ものぐさ精神分析」。 ☆常識ががらがらと崩れ去る、しかし納得がいく本。この後どうしてくれるの感じ。そして何度も読み返さねばと思った。 - ★岸田 秀: 続 ものぐさ精神分析
☆応用、実践編。 - ★岸田 秀: 嫉妬の時代
- ★岸田 秀: フロイドを読む
- ★岸田 秀: 性的唯幻論序説
- ★岸田 秀: 幻想の未来―唯幻論序説
☆岸田理論の代表作。 - ★林 真理子: 白蓮れんれん
大正時代、筑紫の炭坑王の妻で美貌の歌人・柳原白蓮は7歳下のジャーナリスト宮崎龍介と恋に落ちた。名高い恋の逃避行「白蓮事件」を、門外不出の資料を元に描ききる渾身作。☆菊池寛の「真珠夫人」は白蓮がモデルといわれる。(私のブログの07.08.28参照) - ★多田 多恵子: したたかな植物たち―あの手この手のマル秘大作戦 (SCCガーデナーズ・コレクション)
植物たちはしたたかに、そしてけなげに生きている。動けないからこそ、環境条件や競争相手や外敵と絶え間なく闘い続け、生きるためのさまざまなテクニックを獲得してきた。身近な植物たちのあっと驚く私生活を紹介する。 ☆美しく詳しい植物解説書。 - ★山崎 洋子: 沢村貞子という人
☆著者は30数年沢村貞子のマネージャーを務め、最後まで看取った。 - ★黒柳 徹子: 窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)
「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういつた。「そうです。私は、いい子です!」そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ子供たちをいきいきと描いた感動の名作。☆私のブログの2007.11.01参照。 - ★藤原 てい: 流れる星は生きている
昭和二十年八月九日ソ連参戦の日の夜、満州新京の観象台官舎―、夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まる。これは敗戦下の悲運によく耐えて生きぬいた女性の、苦難と愛情の厳粛な記録である。 ☆夫は山岳文学の新田次郎、次男は「国家の品格」の藤原正彦。引揚げ文学というものがあるならその第一に挙げられよう。 - ★梅原 猛: 湖の伝説―画家・三橋節子の愛と死
ガンにより35歳で夭折した画家・三橋節子の物語である。 「隠された十字架~法隆寺論」「水底の歌」等の著者である古代学者・哲学者の梅原猛氏の著作としては異質の伝記作品であるが、三橋節子の絵に心酔する著者の筆によって描かれる三橋節子像は、痛いほど感動的で、悲しいほどに美しい。(レビユーより)☆主な絵収載。私の好きなのは花折峠だ。 - ★岡本 綺堂: 岡本綺堂随筆集
☆江戸の風情が残る明治、大正時代の東京の人々の様子が活写。私のブログの08.01.19参照。 - ★渡辺 外喜三郎: 中勘助随筆集 (岩波文庫)
☆生涯にわたり書き綴られた日記風の随筆集。細やかな感性が伝わってくる。私のブログ08.03.27参照 - ★中 勘助: 銀の匙 (岩波文庫)
なかなか開かなかった古い茶箪笥の抽匣から見つけた銀の匙。伯母さんの限りない愛情に包まれて過ごした少年時代の思い出を、自伝風に綴ったこの作品には、子ども自身の感情世界が素直に描きだされている。 - ★宮尾 登美子: 新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)
21歳で将軍家定に入輿、僅か1年9ヶ月で家定他界、26歳で16歳の皇室より降嫁した和宮の姑となる。30歳で江戸落城に遭遇、47歳で激動の時代に波乱の人生を閉じた天璋院篤姫。☆私のブログ2008.5.26参照 - ★宮尾 登美子: 新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫)
- ★北 康利: 同行二人松下幸之助と歩む旅
☆素直さと謙虚な幸之助、それを詳細を究める調査と、幸之助への尊敬の気持ちが溢れる記録。私のブログ08.10.06参照。 - ★プーミポン国王陛下: 奇跡の名犬物語
☆タイ国王が自ら書いた野良犬を名犬にした物語。 - ★梯 久美子: 散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
☆二万の兵力で圧倒的なアメリカ軍と戦った勇将栗林は、留守家庭の台所の隙間風を心配する人だった。09.08.19ブログ本文参照。
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この世界史は退屈しません。”ここは試験に出ません”というところが特に面白い。
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