バム鉄道
シベリア鉄道と並行する、第2シベリア鉄道とも言われる、バイカル~アムール鉄道(バム鉄道)。その複線化に新コロで労働者不足の為、ハバロフスク辺りの受刑者を従事させると。
スターリン時代の、第二次世界大戦終了時の、シベリア鉄道を想起させるとの報道だ。
あの時は囚人だけで足りず、満洲(中国東北部)から関東軍等の捕虜が60万人送り込まれ、6万人以上が亡くなっている。
私は大連で敗戦を迎えたが、進駐したソ連軍には囚人や、少年兵が多かった。我家の前で休憩する彼等の歌うのが、ドンコサック合唱団みたいだというのは言い過ぎだろうが、兎に角がなり立てるだけの関東軍とまるで違ったのを感じた。
関東軍倉庫から物資を一切合切持ち去ったと。大戦の犠牲はソ連が一番多く、重労働にも女性が従事したらしい。
父だが当時満鉄社員として、ソ満国境の満洲里(マンチュリー)におり、軍属だったがシベリア送りとなった訳だ。
我々が引き揚げて2年後位だったか、帰って来られたのだが、元々口数の少ない父だったし、収容所の事は一切聞かず仕舞いで終わった。アムゼルカと言い、何でもバイカル湖辺と聞いた気がして探すが見当たらない。狭霧の彼方である。
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