仁木悦子
時代物と探偵物は、限りが無いので読まない事にしていたが、最近何でだったか忘れたが「猫は知っていた」で乱歩賞を取った仁木悦子を知る。
4歳の頃胸椎カリエスで寝たきりとなり、後数回の手術で車椅子生活が出来るようになった。その後これも車椅子の歌人、後藤氏と結婚、その間童話や推理小説を書き続け、58歳の時、腎不全で亡くなる。
探偵物(今は推理物と言うらしい)は結構読んだ。ハヤカワミステリーでアガサクリスティーのは大体読んだ気がする。「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺人事件」等の題名を覚えているが、中庭に面した四囲の部屋の場面だけ、記憶にあるがどの小説だろう。
江戸川乱歩のは全部読んで売ってしまい、手元には数冊のみ。探偵物、時代物、SF等キリがないので遠ざかっていたが、それ故、同時代にこんな作家がいたのを、知らなかったとは全く迂闊な話である。
今「子供たちの事件簿」3冊「仁木悦子少年小説コレクション」3冊「仁木悦子長編推理小説全集」5冊等を入手し、順次読んでいるが、明るい推理物で中々良い。
口数は少ないが、ソプラノで明るく、車椅子でこれだけ書いたのは、典型的な身障者の、負けるものかのプラス面が出たのであろうか。学校に行けない訳だが、次兄による厳しい教育が大きかったらしい。姉は隣に住み推理物を好み、アガサクリスティーはそこから読んだと。
長兄は戦死、呼びかけで集まった同じ境遇の人による文集「妹たちのかがり火」3冊。(4冊目は亡後、会によって発行)御主人による「猫と車椅子」も入手。
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