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2018年2月 8日 (木)

安楽病棟

Book帚木蓬生著「安楽病棟」静岡がんセンター病棟にて。

12月の入院では、井上靖「海峡の緑の仲間」そして1月の入院では源氏鶏太「青空娘」と菊池寛「無憂華婦人」を読み、そしてこの帚木蓬生の600ページ余の文庫本を読み終わった。「青空娘」と「無憂華婦人」は★5。

予備の本を家に用意しての入院だったが、傷の痛みは兎も角、リハビリ等色々あったし、2~3週間の予定が1週間となり、これだけで終わった。

上記3作は、今は死語となった女性の・・・ですわ。・・・ですの調だが、「安楽病棟」はスマホ少し前の話なので、痴呆症、看護婦等で語られている。

ある内科病院の認知病棟での物語で、初めはそこに入る患者家族の話として進行。途中からそこに勤める城野看護婦の対応の記録となり、終末医療に疑問を持つ香月医師の行動に、悲しみを持ちながら終末へと向かう。

認知症現場の見事な描写と、結論の出そうにない終末期医療の問題点を、中村桂子が解説している。彼女の本は何冊かあるが難しく途中挫折していたが、この名解説には感動した。そして帚木医師の医療物には失敗作が無いもののようだ。 ★5。

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