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2014年11月26日 (水)

花ならば赤く

Book

有吉佐和子著「花ならば赤く

9月3日の東京新聞によると、有吉佐和子が亡くなって30年になったが、読者が増え続けているそうだ。復刊も相次いでいる。

生前、続々発表される作品に、才女というイメージだったが、一向に読んだことは無かった。今、向田邦子、宮尾登美子などの女性作家に注目、最近なんと有吉佐和子作品40余をほぼ揃えた。(ほとんど古本だが)

「恍惚の人」と「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、テレビで見ただけだ。そして「複合汚染」と「日高川」は未だ求めていない。「日高川」は「有田川」と「紀ノ川」で三部作とされるが、5~9千円で手が出ない。復刊が待たれる。

そして有吉作品を、初めて「花ならば赤く」が単行本未収録として出たので早速読む。30歳の作だそうだ。口紅会社に就職した明るい性格の晴子の物語。工場を取材したのが女性ならではの見方で見事に生かされている。

ーお化粧というのは化けるものではなく、性格を際立たせるためのものーという分析に成程と頷けた。

娘の玉青の解説によると、有吉の吉は士に口でなく、正しくは土に口だそうだ。個性的に美しい2葉の写真もある。

そして今「処女連禱」を読んでいるが、7人の女子大生グループが、社会に出てゆく様を描いたもので、これが26歳の作というから驚く。やはり月並ながら才女である。

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