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2009年11月15日 (日)

タバコ狩り

Tabako室井尚著「タバコ狩り

煙草税の引き上げで、1箱300→500円とする案が出ている。麻生政権の時やはり増税案が浮上したが、日本たばこ産業(JT)や、栽培農家に気兼ねして見送った。迷惑な我々非喫煙者の健康は守ってくれずに。

喫はない者からすると煙草など1000円くらいでもいいと思うし、大体製造そのものを止めれば話は早い。

この本は最近肩身の狭くなっているという喫煙者側からの、非喫煙者からの圧力?に対する反論抗議の書だが、この手の本が色々出ていることも本書で知ったが、著者は冷静で穏やかに論じてはいる。

著者は禁煙運動の中で決定的なものとして、WHO事務局長ブルントラント女史のFCTC(たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約)を挙げる。これにより2003年から禁煙運動に拍車がが掛かったと言う。

中でも受動喫煙の害に関しては重大な影響ありとして、世界的にこの枠組みの中で、各国とも厳しい規制を制定する方向で動いており、日本も同様で、近いうち煙草が消える日も近いそうな。

喫煙者と非喫煙者では、前者の皮膚が老化するとの比較写真を疑問視している。だが私がかつて勤めていた会社で、よく喫う同僚2人は若い割りに顔に皺が多かったが、喫はない私は無かったので、長い期間の喫煙は相当身体に影響を及ぼすと思うのだがどうだろう。

煙草喫みが居る家庭では、壁がヤニで黄色くなっているのだが、これが密閉状態で肺に良い筈がない。

タクシーの全面禁煙化の件では、窓を5cm開けて吸った場合、粉塵濃度は基準の9倍で、30分戻らないとの測定結果に対して、窓を全開すればそんなのは直ぐ無くなると主張するが、冬や強風時窓は開けられない筈。

初めから煙草を喫はない私など、一昔前はじっと我慢我慢の日々だったが、何時の間にか形勢逆転、喫煙者が遠慮する風潮になっており、先日もテレビで白黒時代の劇が流れていたが、皆もうもうと喫っており今昔の感を深くした。

煙草の害は健康以外、寝煙草、山火事と火災原因の大部分を占め、歩き煙草の危険性、ポイ捨てによる道路の汚れ等良いことは一つも無い。

著者はWHOによる規制の動きをファッショ的というが、確かにそういう面もあるとは思うが、そうでもしないと中々無くなりそうもないのが煙草である。戦中戦後の苦しい時期や、生活保護を受けている人達でも、何とか工面して喫っているのを見ると、根絶は大変だろう。

だが愛煙家が煙草を美味いと思うのと同様に、喫はない者にとってはいやな代物だ。本書では煙草好きの著者の気持ちは良く伝わったが、この流れは止らないと思う。 ★★☆☆☆

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