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2009年4月 1日 (水)

中華思想

Shikohtei 日本の古代国家"邪馬台国"の女王"卑弥呼"だが、何で女王ともあろうものが、卑などという字を使ったのだろう。本来"ヒミコ"は"日巫女"ではないかと言われているが、なにしろ当時の日本には未だ文字が無く、本当の所は判らない。卑弥呼とはその頃の中国が当てた字だった。

当時中国は秦の始皇帝が天下統一して以来、清朝までの二千年間"中華思想"という儒教の政治理論の一つが推進された。そこでは自分達漢民族の住む所"中原"が世界の中心であり、その文化、思想が最も価値あるもので、世界では唯一の文明人と自負する中華思想を持ち周囲の異民族を"北狄、西戎、南蛮、東夷"などと野蛮人とみなした卑しめた名で呼び見下していた。

それで当然東夷である日本の首長にも卑の字を当てた。当時の日本には"倭"を当てたがこれも背中の曲がった小人の意だ。(日本では後"和"を当てる)邪馬台国の邪や、蒙古、鮮卑なども同様。

ところでこの様な中華思想は今の中国でも立派に生きているようだ。チベット族など西方の異民族を卑しんで西戎と呼んでいるが、その新疆ウイグル自治区で、中国が1964~1996年の32年間に亘り、40回以上行った核実験では、放射能により19万人以上死亡、今なお200万人に及ぶ被爆者が奇形や白血病、癌に苦しんでいると推定されている。

むろんそれに対する何の補償も無いし、大体実験そのものの事実も隠蔽したままであり、天安門事件と共に中国政府が闇に葬り去ろうとしている許せない行為だろう。チベット問題を含め少数民族に対する中国は、圧制から開放したとか、生活を向上させたとか、良い事ばかり強調しているが。

現在の共産主義中国は儒教を否定し、中華思想は存在しないとされているが、長い年月で培われたこの中華思想が民族の根底に今だあると見たい。国名からして"中華人民共和国"ではないか。

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