ハイタッチ
長野での聖火リレーが終わったというのに、走者の姿をした一人の男が走っている。市民と次々にハイタッチして・・・と書けば、愛すべき欽ちゃんである事はお分かりであろう。
分厚い警護のため出来なかったハイタッチ。旅館に戻る道すがらどうも納得のいかない彼の取った行動らしい。ハイタッチされた市民の方も嬉しかったろうし、これを知った私も何か少しほっとした感じだ。
閉会式場と誘導され待っていたチベット支援者の方は、少し遠くだった事が後で分かりそこには大勢の赤旗が閃いていたと怒っていた。警備上仕方がなかったのかもしれない。妨害というがせいぜい卵を投げただけではないか!
彼等の気持ちは充分伝わったし、あの大集団が我が物顔に長野を占拠したのは、少なからず我々日本人の心を傷つけた。聞くところでは中国大使館が費用を負担して動員したそうだ。
中国留学生の中には自分達の捨てたゴミを拾い集めている人々も見られた。良くも悪くも当局の指導があったと見られる。彼らは日本人は中国の事を何も知らない等と言っていたが、自由な言論の日本で勉強していて、文化大革命や天安門事件についてどれだけの正しい知識があるのだろうか。
ソウルでは長野以上の大集団に膨れ上がり、混乱は更に激しくなったが、ピョンヤンに入ると一転して大歓迎の人の列、妨害もなく警備も少ない。しかしハイタッチどころか整然と居並ぶ大人や子供達が小旗を振る様は、ロボット社会を思わせた。
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