« オオイヌノフグリ | トップページ | ハナニラ »

2007年4月 8日 (日)

(大連の思い出11)祖父母の癖

Gyu_don 祖父が会社から帰って来ると、和服に着替えて食卓の前に座る。夕刊を読み終わり未だ夕食に間があるので、いつも退屈紛れに始めるのが食卓を両手の人差し指で叩き出すことだった。左がチョン、右がコで、

チョンチョン チョコチョン チョン チョコチョン チョコチョン チョコチョン チョン チョコチョン 

という具合にだ。いつも祖母にうるさいわねと文句を言われると、止めるのだがしばらくすると又始まる。日本に帰って"手締め"というのを知ったがあれは

パパパン パパパン パパパン パン で似てるが一寸違うようだ。

祖母は蛇嫌いで我が家では禁句になっていた。皆気をつけているのだが、どうしても1年に1回位は誰かが話の中でうっかり言ってしまい、しまった!と思ってももう遅い。

ある時、それは食事中だったので「まァ」と言ったと思うと2階に上がってしまい、皆で顔を見合わせたものだ。その祖母が食事する時はペロペロ舌を出す癖があり蛇を連想させる。しかしそれを言ったら気絶するだろう事は容易に想像され、本人は墓場に入るまで知らず仕舞いだった。

「おばあさん」等と言うのも禁句で、出入りの満人等あちらでは尊敬の意味を込めて言うのだが、とたんに口も利いてくれなくなり、わけが判らないという場面もよくあった。我々孫だけは仕方が無いとかでお咎め無しだった。

そのほか祖母がたまに水飴のビンを出して来て、割り箸でクルクルと丸めてくれるのがおいしいのだがとても物足りない。必ずもう一つとねだって、もう一つだけよと丸めてくれるのがお決まりで、甘い物が貴重な時代だった。

|

« オオイヌノフグリ | トップページ | ハナニラ »

大連の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (大連の思い出11)祖父母の癖:

« オオイヌノフグリ | トップページ | ハナニラ »